笑顔が集まる大リビング

今回のリフォームは「孫が遊べる大広間を作れないか」というご相談からはじまりました。
S様ご家族は普段から仲が良く、お正月や夏休みは必ず3世代が集まります。
しかし、みんなそろってゆっくり食事や団らんを楽しむスペースがないことが不満でした。

せっかくの貴重な時間の為に、もっと大人数で楽しめる団らんの大広間を作りたい。
「みんなで一緒にご飯を食べる」「みんな一緒にゆっくりくつろぐ」そんなご要望から
「笑顔が集まる大リビング」にコンセプトが決りました。

プランニング

玄関横の和室2間とそれぞれの押入れ・廊下・更に広縁も加えたスペース。参照図面の網掛け部分を全て解体し大きな一間に変更するプランです。


リフォーム前の拡大図面はコチラ>>>
完成予定の「大きなリビング」には日常の生活も考慮して、掘りごたつと可動式の間仕切りの設置して「小さなリビング」として使うことも想定しています。


リフォーム後の拡大図面はコチラ>>>
工事概要:
築30年 木造2階建て住居の1階部分を在宅リフォーム工事
柱を8本も抜いたので梁を2本新設し建物の基礎から補強し、柱を減らしながらも従来よりも強い構造体に生まれ変わらせる。
既存の床を撤去して大引き・根太を新設し300mmピッチで入れ丈夫な床にする。
建物の断熱材も壁・天井全てに入れ直し快適性もしっかり向上させる。
窓や障子は既存の建具活かし、塗装で仕上げイメージを変更する。
人が集まる機会が多いので玄関部分も拡張する。

施工現場 案内

砕石の上に鉄筋を組みコンクリートを打ち、既存の基礎に差し金をし一体化させます。
既存の床を剥がし、基礎の補強と新しい大引きを敷いているところです。この大引きの上に根太を300mmピッチで細かく渡し新しいフローリング床の土台を作ります。今までのフローリング床よりもしっかりと丈夫な床が出来上がります。もちろん断熱材もたっぷり入れて底冷えを解消します。
収納部分の床下あたりです。既存の独立束を結束させ、ベース打ち準備として仮枠を組んだ状態です。この後枠内にコンクリートを打ち基礎の補強をします。
構造計算を基に新たに必要となった柱をうつ床下部分に、しっかりと支える基礎を新設しています。
写真上部は既存の柱を抜いて梁を新設しています。写真左奥の壁面には、耐力壁に合板を貼った構造用合板でしっかりと補強します。
天井、野縁、断熱材、ボードを貼り部屋の断熱性を高めます。今回は断熱材を壁・天井すべてに入れ直したので建物の断熱性能が大きく改善されました。

仕口と同様に、既存柱に新設の梁を組み込んで羽子板状の金物ボルトで固定します。継手は帯金物で固定し構造の強度を向上します。最近は優れた補強金物がありますので有効に使ってあげることで比較的安価に補強することができます。
斜めに渡っている部材「火打ち」を新設しけたの補強をします。火打ちを入れることでを強くすることで横揺れに強い構造に補強します。
柱をとり新設梁にも火打ちを新設し補強します。まくらを入れ既存梁を補強します。

完成

最後に

長い時間の経過とともに建物自体が弱くなっていることもお悩みでしたが、基礎から補強できてご満足頂きました。また念願だった「相撲部屋も顔負けの大きなリビング」で、これからは家族や気の置けない仲間と存分に宴席を楽しめると大変喜んでいただけました。
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